スマホのSIM登録方法(その1:SIMと国内キャリア)

フィリピンに滞在される際にぜひ利用をオススメしたいものの一つとして、いつでもどこでもインターネット環境を安く簡単にキープできる「プリペイドSIMカード」について今回はご紹介します!
一般的に「SIM」と省略して呼ばれるSIMカードにはプリペイド式(前払い)とポストペイド式(後払い)の2種類があり、通常の個人ユーザーが使用するものは「プリペイドSIMカード」になります。

フィリピン プリペイド カード

【 フィリピン版プリペイドSIMカード関連用語 】

SIM:
Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)の略でID番号が記録されるICカード
Load:
SIMへチャージ(入金)すること、またはその入金額・残高
Call card/Load card:
SIMにLoadをチャージするためのプリペイドカード
Promo:
キャリアが提供するプロモーションサービス(特別料金プラン・割引情報)
PIN:暗証番号
Balance (BAL):SIMのLoad残高
TEXT:テキストメッセージ(SMS)の略

ここで、フィリピンの2大通信キャリアについて簡単に触れておきましょう^^
フィリピンには国内マーケットをほぼ二分する大手通信キャリアとしてGlobe(Globe Telecom)とSmart(Smart Communications)があり、それぞれが傘下にTMやTNTなどの子会社を抱えています。
1935年設立のGlobeは地方や山間部などフィリピン全土で比較的安定した通信サービスを提供できる点に定評があることから日本で言うところのNTTドコモに例えられたりします。
一方のSmartは1991年設立と歴史は浅いながら、母体はPLDTという国内最大の電気通信会社でありGlobeよりもひと足早い1928年に設立されています。したがって、地方においてGlobeシグナルが常に優勢ということでは必ずしもなく、エリア次第ではSmartの利便性が高い地域ももちろんあります。

フィリピン プリペイド カード

Globe/Smartの各社ともプリペイドSIMカード(以下、SIM)をわずか40ペソ、日本円にして約80円という破格のお値段で販売しています。コスト面やサービス内容にさほど差異はなく、どちらのSIMを選んでも正直問題ありません
フィリピンの玄関口であるマニラ空港(下の写真)やクラーク空港の直営スタンドではライバル企業同士が隣り合わせで並んでいます。特にこだわりがなければ単純に空いている方で購入するぐらいのイメージで大丈夫かと思います。

フィリピン プリペイド カード

※キャリア間をまたぐ音声通話発信(Globe⇔Smart)は割高になったりするため、以下のような場合はショップをしっかり選んでください

・いずれかのSIM電話番号へ頻繁に音声通話をする
・過去にいずれかのSIM使用経験があり使い方を分かっている
・以前購入したアクティブ中のSIMを持参する

プリペイド式のため、SIMへLoadをチャージするだけで使用を開始でき、Load残高がなくなると自動的に通信サービスが切断されるため超過料金を請求されるといった心配もありません。
なにより海外で通信キャリアのオフィスまで出向き、英文の申請書類を提出したり契約書にサインするといった煩わしい手続きが一切不要なことがポイントです!
帰国時も同様に解約手続きや違約金、追加請求などが発生することなく、いわば「使い捨てSIM」として気軽に利用できるメリットがあります。

■日本で借りる「海外用ポケットWi-Fiのレンタルサービス」

日本で借りる「海外用ポケットWi-Fiのレンタルサービス」は海外に不慣れな方、言葉に不安がある方には便利かもしれませんが、日本企業を介するためどうしても費用面でのコスト増が否めません。
滞在日数や渡航目的によってはかなり高額になり、盗難・紛失・破損時の弁償代金も全損でなんと3万円以上になります。(全額弁済補償オプションでも300円/日)
レンタル機器の受取や返却も案外面倒であり、国内宅配・空港受け渡しどちらも基本的に配達料の追加請求があります。
参考までに、業界大手の某海外ポケットWi-Fiレンタル料金(4G LTE)を比較してみました。

【1週間の滞在(800MB/日)】
・ポケットWi-Fi(約1400円/日 x7日 = 9,800円)
・現地SIM(約500円/週 + SIM100円 = 600円)
⇒差額は9,200円
【1か月の滞在(800MB/日)】
・ポケットWi-Fi(約1,400円/日x30日=42,000円)
・現地SIM(約2,000円/月+SIM100円=2,100円)
⇒その差額、驚愕の39,900円

このリアルを知ってしまいますと、現地SIMを利用しない手はないと断言できます。

それでは、現地SIMを利用する主なメリットをまとめてみます!

【現地SIMを利用する主なメリット】

・プリペイド式で面倒な契約手続きなど一切不要
・とにかく簡単・便利でお得にネット環境をゲット
・「使い捨て」感覚で気軽に利用でき、帰国時の心配もなし
・ポケットWi-Fi機器・モバイル充電器を常時携行する煩わしさから解放
・個人の携帯電話番号を獲得、国内通話・SMSはもちろん日本との国際電話もOK
・携帯端末認証を求められるGrab等のアプリが利用可能

ここまで来ると逆に疑問が浮かびます。
なぜ日本人旅行者は海外SIMを利用しないのか?
なぜ割高な海外用ポケットWi-Fiをレンタルするのか?
そこで、次回の「スマホのSIM登録方法(その2:SIMと携帯端末)」ではこの辺りについても少し触れてみたいと思います。

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